
「スノーボードのビンディングは、左右同じブランドのセットで滑るもの。」
もしそんな常識に縛られているのなら、僕たちの足元を見たら驚くかもしれないですよ。僕のボードの前足には、今はなき名機「NOW」。そして後ろ足には、リアエントリーの代名詞「SP Bindings」が鎮座している。
一見するとチグハグなこのセッティング。実は、私達夫婦が3〜4年前から続けている「車中泊スノボ旅」の最適解です。
今回の「たんばら〜神立」を巡る2泊2日のトリップでも、改めてこのギアたちの恩恵を痛感することになった。
私はグーフィー、ワイフがレギュラー。 利き足が逆で、かつ足のサイズが0.5cmしか変わらない我が家だからこそ辿り着いた、「1セットのバインを二人でシェアする」という驚きのライフハック。
そして、氷点下の車中泊を無効化し、ゲレンデでのパフォーマンスを最大化してくれるunfudge(アンファッジ)やairblaseter(エアブラスター)ニンジャスーツといった、こだわりのレイヤリングたち。
今回は、僕たちが長年磨き上げてきた「楽するスノーボーダー」のためのその裏側にある合理的な理由を詳しく紹介します。
左右別ブランドが生む「攻め」と「速さ」
なぜ前後でブランドを変えるのか。その理由は、スノーボードにおける「前足」と「後ろ足」の役割の違いにあります。
- 前足のNOW(ナウ): 独自のスケートテックが生み出すパワー伝達は、一度味わうと離れられません。現在はYES.に統合されましたが、僕にとってこの「踏み込めば即座に反応する」操作感は、滑りの核。前足さえ信頼できれば、どんな斜面でも攻められます。
- 後ろ足のSP CORE(エスピー): リアエントリーの利便性は、一度使うとストラップには戻れません。リフトを乗る前には必ず後ろ足は外します「脱着が楽」ということでリフトに乗るのも楽。降りてから数秒で滑り出せる機動力は、長丁場の旅において体力的にも精神的にも大きなアドバンテージになります。
きっかけは、妻の何気ない一言だった

もともと、私は操作性重視でNOWを、ワイフは着脱の楽さを求めてSPを、それぞれ普通にセットで使っていました。
でもある時、ワイフがふと言ったんです。 「私のSPと、あなたのNOW、後ろ足だけ交換したら二人とも便利になるんじゃない?」
私がグーフィー(右足前)、ワイフがレギュラー(左足前)。 後ろ足が「左」の私と、「右」のワイフ。 確かに、1セットのSPバインを左右で分ければ、二人とも「前足はこだわり、後ろ足は楽ちん」という理想の形が作れる……。
この一言がきっかけで、我が家の「前後別ブランド・ハイブリッドスタイル」が誕生しました。それ以来、3〜4年。今ではこれが僕たちの揺るぎない定番です。
前足はお揃いの「NOW」、後ろ足はシェアした「SP」
現在、私たちの前足はお揃いでNOWを装着しています。 YES.に統合されても使い続けたい、あのスケートテックが生む独特のパワー伝達。二人で同じ操作感を共有しつつ、後ろ足だけは1セットのSP COREを分け合って、リフトを降りるたびに「爆速」で滑り出す。
「1人分」で「2人」が幸せになる究極のコストパフォーマンス
このスタイルの凄さは、「誰か一人が新しいバインを買えば、二人のセッティングを同時にアップデートできる」という点にあります。
「後ろ足をリアエントリーにしたい」と思ったら、1セット買えば二人分の後ろ足が揃う。 「前足を最新のNOW(YES.)に変えたい」と思ったら、1セット買えば二人分の前足が揃う。
足のサイズが0.5cm差という奇跡的な共通点が生んだ、まさに「車中泊夫婦のためのライフハック」です。
【氷点下を無効化する。夫婦それぞれのレイヤリング】
車中泊旅において、ウェアの中身(レイヤリング)は「命を守る装備」と言っても過言ではありません。今回の神立でも、この組み合わせが氷点下を無効化してくれました。
- 私のベース「ニンジャスーツ」: Airblasterのつなぎタイプ。これ一枚で腰からの冷気を一切シャットアウト。
- 夫婦のミドル「unfudge UN3000」: 高機能フリースのUN3000は、私もワイフもそれぞれ1着ずつ所有。この暖かさと動きやすさで、山を下りた後の街着としても重宝、私たちの冬の制服です。
- 最強のブースト「モンベル クリマエア ジャケット」: さらに冷え込む日は、モンベルの名作「クリマエア」を投入。メンズとレディースで、それぞれ自分に合ったサイズの同一モデルを愛用しています。こちらも動きやすく街着としても重宝。
メンズ モンベル | オンラインショップ | クリマエア ジャケット Men’s
レディース モンベル | オンラインショップ | クリマエア ジャケット Women’s
アンファッジ(UN3000)はサイズが同じなので、状況に応じて貸し借りすることもありますが、モンベルはそれぞれの体型に合わせたベストなサイズをチョイス。 「共有できる利便性」と「自分に合うフィット感」、この両方を使い分けるのが僕たちのスタイルです。
どちらも形が似ていて着やすく気温に合わせて、移動から行き帰りまで着れるのが最高です。
少しデメリットを、un3000ですが洗濯回数が増えると毛玉がでてきました。
モンベルのほうが強いイメージです。
【まとめ:道具は「旅のスタンス」そのもの】
今回の2泊2日、たんばらから神立へのトリップ。 現場でスタンスを12度 / -3度へと微調整し、「これだ!」という手応えを掴めたのも、長年使い込んできたこの信頼できるギアたちがあったからです。
左右違うバインディングも、共有しているインナーも、すべては「色々な山を見て、より気軽に楽しく滑るため」に辿り着いた形。
いつかの日本一周という大きな目標に向けて、我が家の装備はもう完成に近い。 あとは、この最高の相棒たちと一緒に、まだ見ぬ雪山へと「ラッキー号」を走らせたいと思います。
では、日本中のどこかのゲレンデでお会いしましょう!
